先日、伊豆大島へ旅行に行った時の出来事です。
私は最終日にガソリンスタンドへ給油のために訪れました。
すると驚くことに、ガソリンメーターの表記には「レギュラー:180円/ L」とありました…!
当時のガソリンの全国平均価格が約155円だったので、平均よりも+25円上乗せです。
加えて、伊豆大島では日曜営業のガソリンスタンドは1店舗しかないため、選択の余地すらありませんでした。
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伊豆大島のガソリンスタンドで日曜営業のお店はたった1店舗のみ!
平日+土曜日は、複数のガソリンスタンドが営業しています。
しかし、なぜか日曜日だけ島の中で営業しているガソリンスタンドが1店舗のみとなってしまうんです。
日曜営業のガソリンスタンド:場所・営業時間
T字路の角にある出光のガソリンスタンドです。
給油口は2つのみなので並ぶ可能性があります。
※ 現金支払いのみ可
日曜営業のガソリンスタンドへ実際に行ってみた
私たちは、旅行の最終日が日曜日でした。
2日間島でレンタカーを借りて、最終日の返却前にいざガソリンを入れにこうと、
Googleマップで調べると…営業中の表示のスタンドは10店舗中4店舗のみでした。
しかし、実際に全てのスタンドを訪れて営業していたのは、たった1店舗だけだったんです。
しかも、その店舗のGoogleマップ上での営業時間の表示は「6:00-11:00 / 18:00-23:00」。
「いやいや、めっちゃ早朝・深夜営業でお昼休憩長すぎでしょっ!」と突っ込む友人。
実際のところ私たちがそのスタンドを訪れたのは15時頃でしたが、しっかり営業していました。
旅行者が最も多くなる日曜日に、1店舗しか営業していないなんて少し闇を感じてしまいますよね…(笑)
伊豆大島のガソリンスタンドは全部で10ヶ所!
以下Googleマップのリンクとともに各店舗の場所をご紹介していきます。
元町港 周辺エリアのスタンド 4ヶ所
出光 元町北SS:〒100-0101 東京都大島町元町4丁目15−3
ENEOS 大島元町SS:〒100-0101 東京都大島町元町1丁目11−4
出光 元町南SS:〒100-0101 東京都大島町元町2丁目12−1
ENEOS 伊豆大島SS:〒100-0101 東京都大島町元町3丁目10−4
岡田港 周辺エリアのスタンド 1ヶ所
ENEOS 岡田 SS (カワシマ):〒100-0102 東京都大島町岡田榎戸16−1
波浮港 周辺エリアのスタンド 3ヶ所
出光 差木地SS:〒100-0211 東京都大島町差木地2
出光 村松大島SS:〒100-0211 東京都大島町差木地 字クダッチ
ENEOS 下ツ地SS:〒100-0211 東京都大島町差木地1022−24
元町港〜岡田港 区間にあるスタンド 2ヶ所
ENEOS 大島SS:〒100-0101 東京都大島町元町地の岡64−5
出光 北の山SS:〒100-0101 東京都大島町元町風待31−45
伊豆大島のガソリンスタンドは高い!?価格の仕組み
通常だとガソリン価格は、原油価格や為替、需要と供給のバランスといった要因で決まるそうです。
さらに競合店の有無や地域ごとのガソリン消費事情などによって各店舗ごとに価格設定がされます。
伊豆大島のガソリンスタンドは価格表示がない?
旅行最終日、レンタカーの返却前にガソリンを満タンにするために、ガソリンスタンドを訪れました。
旅行初日から、通るたびに確認していたガソリンスタンドにはどの店舗もガソリン価格の表示が出されていませんでした。
そのため、どこが安いのかということもわかりません。
結局返却場所から一番近いガソリンスタンドで給油しました。
スタンドのスタッフさんが給油し始めたところで、メーターを確認するとそこでようやく初めて「レギュラー:180円/ L 」の表示が見えたんです。
さすがに見間違えかと思いましたが、レシートを確認するとどうやら「180円/ L」で間違えありませんでした…。
給油をし始めてからようやく価格が分かるというこの仕組みにあまり納得はいきませんでしたが、それは島の中のどこの店舗でもそうなので仕方がありません。
後日、伊豆大島の3店舗のガソリンスタンドに電話をかけて確認したところ、価格は全て同じでした。
あるガソリンスタンドのスタッフさんは「島の中はどこも同じガソリン価格だと思います」とおっしゃっていました。
また、その電話した日のガソリン価格は「185円/ L 」でした。
島の中でもガソリンの価格の変動はあるようですね。
伊豆大島のガソリン価格はなぜ高いのか調べてみた
まず、ガソリン価格が高い理由としてシンプルに考えられるのが、“離島への輸送費がかかってしまうこと”ですよね。
観光地で需要はあるとはいえども、輸送費はそうそう安いものではありません。
しかし、その輸送費が実は国や県によって、ほぼ全額きちんと補助されているんです。(参照:流通合理化支援事業PDF)
それなのに価格が全く安くなっていないのはなぜなのでしょうか…
その本当の理由は、閉鎖された島の中で価格競争がないためです。
普通だとスタンド間で1円単位での値下げ競争になりますよね。
ですが、閉鎖された島の中では新規のスタンドが参入することもそうそうありません。
ましてや勝手なことをすれば狭い島の中で過ごしにくくなってしまうのは目に見えます。
ここからは考察になるのですが、
島全体で「みんなで平等に利益を確保しよう」または島で一番偉いスタンドの店長や経営者が営むスタンドの基準で他のスタンドが合わせて営業しているのではないかと思います。
当然そうなれば、価格は自然に高騰し、本土ではあり得ないようなガソリン価格となってしまうようですね。
これは伊豆大島に限らず、他の離島にもある問題でもなんです。
伊豆大島のガソリンスタンドの価格はどこも同じ?
離島のガソリンスタンド事情の実例でいうと、、
とある宮古島を訪れた方は、メインのスタンドが5円値上げすると、他のスタンドもぴったり5円値上げするという仕組みを聞いたそうです。
というのも、宮古島のガソリンスタンドの従業員から教えてもらい、試しに3つのスタンドで1000円ずつ入れたところ、ガソリンの値段はぴったり同じだったようで…。
裏事情では、各店舗の経営者が毎月会合をして、次の月の料金を決めているという話もあったみたいです (ガソリンスタンドの従業員に聞いたので、かなり信憑性は高いとのこと)
これはいわゆる島の中での独占・寡占禁止法に触れるようなものではないのか?と思います。
引用:進研ゼミ中学講座
Googleマップの口コミにも、従業員の態度が悪いという投稿もたくさん見かけました。
これもそういった独占・寡占が引き起こす問題ですよね。
小さなエリアの中でもこのようなマーケティングの問題は起こるものなのでしょう…。
伊豆大島でガソリンスタンドは結局どこを選ぶと良いのか
伊豆大島では、島全体のガソリンスタンドで価格が同一かつ高価格です。
ガソリン価格表記がないため、「どこが一番安いんだろう…」と見て回ってしまうかもしれません。
ですが、その悩んでる間のガソリン代がもったいないので、迷わず近場のガソリンスタンドを選ぶことをおすすめします!
とはいえ、日曜日だけは島で営業しているガソリンスタンドが1店舗しかありません!
なので、事前に場所と営業時間をよく確認しておいてくださいね!
もし、伊豆大島旅行をまだ計画段階の方でガソリンスタンドにそんな高価格を払いたくない!
ということであれば、1日バス乗り放題チケットの販売やレンタルサイクルもあるので、ぜひそちらの利用も検討してみてください!
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